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透析患者が食べてはいけないものと、差し入れの時気を付けるポイント

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「透析患者が食べちゃいけないものってなに?」

「透析患者さんに差し入れする時気を付けることってあるの?」

透析とは、腎臓の機能が低下した場合に、人工的に血液を浄化する治療法です。透析を受けることで、体内の老廃物や水分の過剰な蓄積を防ぎ、生命を維持することができます。
しかし、実際のところ透析だけでは不十分で、安定した状態を保つためには、食事管理がとても重要な役割を果たします。透析患者の食事管理には、どのような注意点があるのでしょうか。

本記事では、透析患者の食事管理について、食べてはいけないものや食事のポイント、差し入れの注意点などを解説します。
もし、透析の必要を感じている方は早めに病院に相談してください。

東京、特に北千住周辺をご利用されている方は井口病院へお越しください。
井口病院は、北千住駅から徒歩3分、東京都足立区にある透析センターです。早朝透析、寝てる時間を有効活用して行う夜間透析など、患者さんの状態やライフスタイルに合わせた最適な透析治療を提供しています。

※電話受付時間:9:00〜17:00

透析患者が食べてはいけないもの

透析患者が食べてはいけないものは、主に食塩、カリウム、リンです。これらの栄養素は、正常な腎臓であれば尿として排出されますが、腎臓の機能が低下すると、体内に蓄積されてしまいます。その結果、高血圧、むくみ、不整脈、骨粗しょう症などの合併症を引き起こす可能性があり、透析患者はこれらの栄養素を含む食品を制限する必要があります。ここでは、透析患者の食事について詳しく解説します。

まずは栄養状態を良好に保つ

透析患者は、食事制限によって栄養不足になることを避けるために、まずは栄養状態を良好に保つことが大切です。栄養状態が悪くなると、免疫力の低下や筋肉量の減少などの問題が起こり、感染症や転倒などのリスクが高まります。

では、栄養状態を保つためにはどの様な点に気を付けたらいいのでしょうか?次に説明していきます。

1日に必要なエネルギー

エネルギーは、体の活動に必要な燃料です。エネルギーが不足すると、体はタンパク質を分解してエネルギーに変えようとします。その結果、筋肉量が減少し、体力が低下します。透析患者は、1日に必要なエネルギーを摂取することで、タンパク質の分解を防ぎ、筋肉量を維持することができます。
1日に必要なエネルギーは、個人差がありますが、一般的には、標準体重1kgあたり30~35kcalとされています。標準体重は身長(m)×身長(m)×22で計算できます。例えば、身長160cmの場合、標準体重は56.3kgになりますので、1日に必要なエネルギーは約1,700~2,000kcalとなります。エネルギーの摂取量は、体重や運動量、合併症の有無などによって変わりますので、医師や栄養士に相談して決めましょう。

1日に必要なタンパク質

1日に必要なタンパク質は個人によって異なりますが、一般的には標準体重1kgあたり1.0~1.2gとされています。例えば身長160cmの場合、1日に必要なタンパク質は約56~68gとなります。

タンパク質の摂りすぎは、腎臓に負担をかけたり、リンやカリウムの摂取量を増やしたりする可能性があります。タンパク質の摂り足りないと、筋肉や免疫力の低下、貧血、浮腫などの症状がみられる可能性があります。タンパク質の摂取量については、医師や管理栄養士に相談しましょう。

食塩の摂りすぎに注意する

透析患者は、食塩の摂りすぎに注意する必要があります。食塩は、水分のバランスを調節するために必要なミネラルですが、摂りすぎると水分が体内に溜まってしまいます。水分が溜まると、高血圧や心不全、浮腫などの症状がみられる可能性があります。

なぜ食塩を摂りすぎてはいけないのか

食塩を摂りすぎると、以下のような問題が起こります。

  • 高血圧:ナトリウムが多くなると、血液の量が増えて血圧が上昇します。高血圧は、心臓や血管に負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中などのリスクを高めます。
  • むくみ:ナトリウムが多くなると、水分が体内に溜まりやすくなり、手足や顔などにむくみが出ます。むくみは、呼吸困難や胸の圧迫感を引き起こす可能性があります。また、むくみがひどくなると、皮膚が切れたり、感染したりする危険性もあります。
  • 心不全:ナトリウムが多くなると、心臓が血液を送り出す力が低下します。心臓が血液を十分に送り出せなくなると、心不全という状態になります。心不全は、呼吸困難や浮腫、疲労感などの症状を引き起こします。
  • 透析の効果の低下:ナトリウムが多くなると、透析液との浸透圧の差が小さくなります。浸透圧の差が小さくなると、透析液が血液から水分や老廃物を引き出す力が弱くなります。その結果、透析の効果が低下し、体内の水分や老廃物の蓄積を防げなくなります。

減塩する際の工夫

1日に必要な食塩の摂取量は個人によって異なりますが、一般的には6g未満とされています。食塩の摂取量を減らすためには、以下のような工夫ができます。

  • 塩味の強い食品は避ける。塩味の強い食品の例としては、味噌汁、漬物、醤油、ソース、マヨネーズ、ケチャップ、ドレッシング、カレー、ラーメン、うどん、そば、パスタ、ピザ、ハンバーガー、フライドチキン、ポテトチップスなどがあります。
  • 塩分の少ない調味料を使う。塩分の少ない調味料の例としては、酢、レモン、ハーブ、スパイス、わさび、からし、生姜、にんにくなどがあります。これらの調味料は、塩味に代わる風味や刺激を与えてくれます。
  • 塩分の多い食品を食べるときは、量を少なくする。塩分の多い食品を食べるときは、一口分程度にして、他の食品と一緒に食べましょう。
  • 塩分の含まれない食品を増やす。塩分の含まれない食品の例としては、果物、野菜、豆腐、納豆、こんにゃく、昆布などがあります。これらの食品は、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素も豊富に含んでいます。

カリウムの摂取量に注意する

カリウムは、神経や筋肉の働きに必要なミネラルです。カリウムが不足すると、筋力の低下やけいれん、不整脈などの問題が起こります。
しかし、逆にカリウムが過剰になると心臓の働きに悪影響を及ぼし、心停止の危険性があります。
腎臓の機能が低下していると、カリウムの排出がうまくできず、高カリウム血症になりやすくなります。そのため、透析患者はカリウムの摂取量を制限し、カリウムの蓄積を防ぐ必要があります。
では、カリウムはどんな食品に含まれていて、なぜ摂り過ぎてはいけないのでしょうか?

なぜカリウムを摂りすぎてはいけないのか

カリウムを摂りすぎると、高カリウム血症となり、以下のような問題が起こります。

  • 不整脈:カリウムが多くなると、心臓の電気的な活動に影響を与えます。心臓の電気的な活動が乱れると、心拍数やリズムが異常になり、不整脈という状態になります。不整脈は、動悸や息切れ、胸痛、めまいなどの症状を引き起こします。また、不整脈がひどくなると、心室細動という重篤な不整脈になり、心停止に至ることもあります。
  • 筋力の低下:カリウムが多くなると、筋肉の収縮に影響を与えます。筋肉の収縮が弱くなると、筋力が低下し、手足のしびれやだるさ、歩行困難などの問題が起こります。
  • 腎機能の悪化:カリウムが多くなると、腎臓に負担をかけます。腎臓に負担がかかると、腎臓の機能がさらに低下し、水分や老廃物の排出が悪くなります。その結果、透析治療の1回に身体に負担がかかる可能性があります。

カリウムを含む食品の代表例

カリウムを多く含む食品の代表例としては、以下のようなものがあります。

  • 果物:バナナ、オレンジ、キウイ、メロン、柿、ぶどう、アボカドなど
  • 野菜:じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、トマト、ほうれん草、小松菜、春菊、セロリ、アスパラガスなど
  • 豆類:大豆、納豆、豆腐、豆乳、きなこ、豆腐ハンバーグなど
  • 乳製品:牛乳、ヨーグルト、チーズ、アイスクリームなど
  • その他:ナッツ、ドライフルーツ、チョコレート、コーヒー、紅茶など

これらの食品は、カリウム以外にもビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素も含んでいます。完全に避ける必要はありませんが、摂取量を制限する必要があります。1日に必要なカリウムの摂取量は個人によって異なりますが、一般的には1.5~2.0g以下とされています。カリウムの摂取量については、医師や管理栄養士に相談しましょう。

リンをコントロールする

リンは、骨や歯の形成に必要なミネラルです。透析患者は、リンの摂取量に注意する必要があります。リンが不足すると、骨粗しょう症や歯の脱灰などの問題が起こります。
しかし、リンが過剰になると動脈硬化や皮膚炎などの合併症を引き起こしたり、骨が弱くなったりします。

透析患者は腎臓の機能が低下しているため、リンの排出がうまくできません。そのため、リンの摂取量を制限し、リンの蓄積を防ぐ必要があります。

1日に必要なリンの摂取量

1日に必要なリンの摂取量は個人によって異なりますが、一般的には800mg以下とされています。リンの摂取量は、食品成分表や栄養成分表示を参考にして計算することができます。
また、リン吸着薬を服用することで、体に吸収されるリンを減らすことが可能です。リン吸着薬の種類や服用量については、医師や管理栄養士に相談しましょう。

リンを含む食品の代表例

リンを含む食品としては、主に肉類、魚介類、乳製品、豆類、穀類などが挙げられます。特に、リンの含有量が高い食品としては、レバー、内臓、卵黄、チーズ、牛乳、ヨーグルト、豆腐、納豆、大豆、小麦粉、パン、麺類、お菓子、ナッツ、チョコレート、コーラなどが挙げられます。これらの食品は、できるだけ控えるか、少量にするようにしましょう。
また、リンの含有量は調理法によっても変わります。例えば、肉類や魚介類は、水にさらしたり、ゆでたり煮たりすることで、リンの一部を除去することができます。ただし、水にさらしたり、ゆでたり、煮たりした後の水は捨てるようにしましょう。また、乳製品は、低脂肪のものやリンの少ないものを選ぶとよいでしょう。

 

透析患者の食事管理のポイント

透析患者の食事管理には、エネルギー、タンパク質、食塩、カリウム、リンの5つの要素に注意する必要があります。これらの栄養素のバランスをとることで、透析治療の効果を高めたり、合併症の予防や改善に役立ちます。透析患者の食事管理のポイントについては、以下のサイトを参考にしてください。

https://www.inokuchi-hp.or.jp/blog/dialysis-meal/

 

透析患者への差し入れで気をつけるべきこと

透析患者さんへの差し入れは、気持ちを伝える良い機会ですが、食事制限や体調の変化などに配慮する必要があります。以下に、透析患者さんへの差し入れで気を付けるべきことをいくつか紹介します。

食事制限に合わせる

  • 透析患者さんは、水分やカリウム、リン、塩分などを制限する必要があります。これらの成分が多く含まれる食品は、透析患者さんにとって負担になることもあります。例えば、水分や果物、果汁、チョコレート、ナッツ、お菓子、缶詰、冷凍食品、インスタント食品などの食品は、透析患者さんにとって、水分やカリウム、リンなどの摂取量が増えることになります。そのため、差し入れとしては適切ではありません。
  • 透析患者さんへの差し入れとしては、水分やカリウム、リンなどを含まないか、少ない食品を選ぶことが大切です。例えば、煎餅やクラッカー、プレッツェルなどが挙げられます。ただし、これらの食品も、塩分や糖分が多い場合がありますので、成分表や栄養成分表示を確認したり、ご家族に確認するなどして慎重に選びましょう。また、透析患者さんの好みや体調にも配慮することが大切です。例えば、食欲がない場合や口内炎がある場合は、柔らかくて食べやすい食品を選ぶとよいでしょう。

食品以外の差し入れを考える

透析患者さんへの差し入れとして、食べ物や飲み物などを渡すのは、気を付けることも多く、難しいと悩んでしまうかもしれません。その場合、食品以外の差し入れも考えることができます。例えば、花やカード、本や雑誌、音楽や映画、ゲームやパズルなどです。これらのものは、透析患者さんの気分を明るくしたり、暇つぶしになったりするので、喜ばれるかもしれません。ただし、透析患者さんの趣味や嗜好にも配慮することが大切です。音楽や映画は、好みが分かれることがありますので、事前に本人やご家族に聞いておくとよいでしょう。

 

透析患者さんへの差し入れは、心のこもった気持ちを伝えることができます。
しかし、食事管理に影響しないように、食べ物や飲み物の選び方に気を付けましょう。
また、食品以外のものを差し入れるという方法もあります。透析患者さんの健康を守るためにも、適切な差し入れを心がけるのが大切です。

 

透析を検討中/セカンドオピニオンを探しているなら

本記事では、透析患者の食事管理について、食べてはいけないものや食事のポイント、差し入れの注意点などを解説しました。透析患者の食事管理は、透析の効果や体調の維持に大きく影響します。透析患者は、食事制限に従って、栄養バランスの良い食事を摂ることが大切です。

透析患者の食事管理について、専門的なアドバイスが欲しい方は、井口病院にご相談ください。
井口病院は、北千住駅から徒歩3分、東京都足立区にある透析センターです。当院では、管理栄養士が透析患者の食事管理に関する個別の指導や相談を行っています。
また、透析患者の状態やライフスタイルに合わせた最適な透析治療を提供するため、早朝透析、夜間透析など、様々な透析の方法を用意しています。
もし、透析を始めるか迷っている方や、他の病院で透析を受けている方でも、セカンドオピニオンとして井口病院にご相談ください。
当院では、透析患者さんが、ご家族との時間やお仕事など、大切なものを大切にしながら自分らしく生きられることを目指しています。透析に関するお悩みやご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。

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