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透析患者が便秘になりやすい理由は?便秘改善のポイントについても解説

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透析治療をしていると、さまざまな理由から便秘になりやすいといわれています。

それはなぜでしょうか?

一般的に便秘の予防・改善として、食物繊維・水分をたくさん摂取することが大切だといわれています。

しかし、透析患者さんはカリウム制限により食物繊維が不足してしまう、水分制限があるため水分が十分に摂れないという理由から、食物繊維や水分を十分に摂取することが難しく、排便コントロールは簡単ではないのです。

便秘を放っておくと、重大な疾患を招くリスクもあります。

食生活や運動、排便習慣といった生活習慣を見直し、便秘を改善していきましょう。

この記事では、透析患者さんが便秘になりやすい理由と、便秘を改善するために意識したいポイント、便秘を放っておくと起こるリスクについて詳しく解説します。

井口病院では、透析患者様に起こり得る様々な不調や疾患に対処できるよう、体制を整えています。

透析患者様がかかりやすい傾向にある、糖尿病や脳梗塞、循環器疾患、消化器疾患、整形外科疾患などの疾患の治療にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

当院は、北千住駅から徒歩3分と駅近でアクセスの良い立地にあります。

東京、特に北千住周辺をご利用されている方は、ぜひ当院へお越しください。

※電話受付時間:9:00〜17:00

透析患者が便秘になりやすい理由

透析患者さんの半数以上が便秘になってしまうことをご存知ですか?

透析患者さんは、排便には欠かせない水分の摂取制限やカリウム制限による食物繊維不足、運動不足、薬の副作用、糖尿病などの理由から、便秘になりやすいといわれています。

ここでは、便秘になりやすい理由について詳しく解説いたします。

カリウム制限により食物繊維が摂れない

腎臓の働きが悪くなると、カリウムを十分に尿中に排泄することができず体内にたまりやすくなり、血中のカリウム濃度が高くなります。

血中のカリウム濃度が高くなりすぎると高カリウム血症を引き起こし、吐き気や脱力感、最悪の場合、不整脈による突然死を招く危険があるため、透析患者さんはカリウム摂取量が制限されています。

便秘の予防・改善に効果的な食物繊維ですが、食物繊維の多い野菜やイモ類にはカリウムが含まれているので、摂取することが難しいです。

カリウム制限により食物繊維を十分に摂れないことから、食物繊維不足となり、便秘になりやすくなります。

尿毒素の影響

体に不要な物質である尿毒素が、善玉菌と悪玉菌のバランスを崩し、腸の運動を低下させます。

また、腸内環境を酸性に傾け、悪玉菌を減らして善玉菌を増えやすくしてくれる酢酸や、腸粘膜機能を正常に保つ酪酸といった、腸内環境を整える重要な役割を担っている短鎖脂肪酸の減少による腸内pHの上昇も、便秘の原因のひとつです。

さらに、便秘で大腸内に便が長時間とどまっていると、便の腐敗が進んで悪玉菌が増え、代表的な尿毒素であるインドキシル硫酸の前駆体であるインドールといった有害物質をつくります。

便秘が続くと腸内環境が悪化し、腸内環境が悪化すると便秘が治りにくいという悪循環におちいってしまいます。

糖尿病による、腸の働きの低下

糖尿病で便秘になる原因は、腸などの消化器系のすべてが糖尿病の影響を受けているからです。

糖尿病の合併症で自律神経障害になると、神経障害による大腸のぜん動運動の低下や知覚障害により、便秘になりやすくなります。

水分制限により水分不足になる

透析患者さんは、腎臓機能の低下により尿量が少ないため、水分を摂りすぎてしまうと体に過剰に水分がたまってしまいます。

体に水分がたまると、体重の増加や体のむくみ、血圧の上昇、呼吸困難などの症状があらわれ、心臓や血管に大きな負担を与える恐れがあるため、水分管理が大切です。

こうしたことから、透析患者には普段から厳しい水分摂取制限が課せられています。

水分制限により体内の水分が少なくなることで、便の中に十分な水分を含ませることができず、便が硬くなってしまいます。

透析による腸の働きの低下

透析治療では、1回につき2~3kgの多量の水分を短時間で取り除きます。

そのため、腸内はドライな環境となり、便の水分量や腸管の血流が減少、虚血状態になると腸の動きが鈍くなり、便秘につながります。

また、透析治療は4〜5時間と、長時間自由に動くことができないので、便意を我慢してしまう方も少なくありません。

便意の我慢は排便のリズムを狂わせ、便意を感じにくくさせます。

投薬の副作用

透析療法だけでは腎臓の働きを完全に補うことができないため、透析患者さんは、血液中のリンやカリシウムを下げる薬(リン吸着剤やカリウム抑制剤)や血圧を下げる薬、抗コリン作用がある薬を服用します。

これらの薬は、便を硬くして便秘がちにしてしまう副作用があるため、便秘の原因となってしまうこともあります。

運動不足による腸の働きの低下

透析患者さんは、透析治療により日常生活が制限されてしまうことから、運動不足傾向にあります。

運動不足により腸の働きや腹筋が弱くなると、排便に必要な力が十分に発揮できず、排便時にいきめない原因となります。

 

透析患者が意識したい食生活のポイント

便秘には、食生活が大きく関係しています。

便秘の予防・改善のために、まず食生活を見直してみましょう。

透析患者さんが意識したい食生活のポイントは、次の2つです。

  • しっかり食べる
  • カリウム量に注意しながら野菜を摂る

カリウムや水分などの制限がありますが、規則正しくしっかり食べることが重要です。

しっかり食べる

腸内の便の量が少ないと、便を押し出すことができないため、1日3食規則正しくしっかり食べることが大切です。

食事をしっかり食べることで、特に朝食後は便意が起きやすくなります。

1日3食、特に朝食は必ず食べるように意識しましょう。

カリウム量に注意しながら野菜を摂る

食物繊維には、腸内環境を整えて便秘を解消する効果があるため、便秘の予防・改善には欠かせません。

しかし、食物繊維の多い野菜やイモ類にはカリウムも多く含まれています。

カリウムの摂取が制限されている透析患者さんは、カリウムの摂りすぎに注意しながら少しでも多くの食物繊維をとるようにしましょう。

カリウムは水に溶けやすい性質があるため、ゆでる・水にさらす、さらにしっかり水気をしぼることで、カリウムの量を減らすことができます。

 

透析患者が意識すべき生活習慣生活のポイント

便秘の改善には、食生活だけでなく生活習慣の見直しも大切です。

  • 適度に運動する
  • 排便習慣をつける

上記2つを意識して、取り組んでみてください。

適度に運動する

運動を行うことで血流が良くなり腸の動きが促されます。

無理のない範囲で、適度な運動をこころがけましょう。

ストレッチやウォーキングなどの軽い運動がおすすめです。

また、「の」の字を書くようにお腹をマッサージすることも、排便を促す効果があります。

排便習慣をつける

排便は生活習慣と大きく関わっています。

毎日決まった時間にトイレに行くことで徐々に排便のリズムが安定し、排便習慣が身についてきます。

特に朝食後にトイレに行く習慣をつけると、排便習慣が整えられやすくなるため、毎朝トイレに座ることを意識してみてください。

排便をするときは、座った姿勢でやや前かがみに座ると便の通りがよくなります。

 

便秘を放っておくリスク

便秘を放っておくと、便が硬くなる、悪玉菌が増殖するなど、体の不調を感じるだけではなく、さまざまな疾患のリスクが高まります。

特に透析患者さんの場合、便秘は命に関わることもあるため、便秘を放っておくことは大変危険です。

ここでは、便秘を放っておくことで起こる疾患やリスクについてご説明します。

虫垂炎

虫垂炎はいわゆる盲腸のことです。

便のかたまりが虫垂(盲腸)をふさいでしまうことで、細菌感染を引き起こします。

症状が進むと、腹膜炎を起こす危険性があります。

大腸ポリープ、大腸がん

腸内に長時間便がたまっていると、悪玉菌が増殖し、腸内環境は悪化します。

悪玉菌は、発がん性物質や発がん促進物質、アンモニアなどの有害物質を増やすため、大腸ポリープや大腸がんなどができやすい環境になる可能性があります。

いぼ痔、痔ろう

便が大腸内に長くとどまっていると、便の水分が過剰に吸収されてしまうため便が硬くなります。

硬い便を出すために必要以上にいきんでしまったり、長時間トイレに座りっぱなしでいたり、肛門に負担をかけ続けると血液の循環が悪くなり、肛門周辺がうっ血して腫れてしまい、いぼ痔ができやすくなります。

腹膜炎

消化管の壁に穴があくこと(消化管穿孔)により、あいた穴から便の細菌が広がって腹膜を刺激し、炎症を起こします。

腸閉塞

便秘が続くことで便の量が増え、大腸が拡張し、腸管が緩んでしまいます。

溜まった便は硬くなり、硬くなった便が腸をふさいでしまうことで腸閉塞が起こります。

腹痛、嘔吐、腹部膨隆や食欲低下などの症状があらわれ、進行すると全身性炎症反応症候群やショックになることもあるため、注意が必要です。

 

便秘対策をしつつ透析を受けるなら

透析患者さんが便秘になりやすい理由と、便秘を改善するために意識したいポイント、便秘を放っておくと起こるリスクについて解説しました。

透析患者さんは、カリウム制限による食物繊維不足、水分制限、薬の副作用などの理由から、半数以上の方が便秘になりやすいといわれています。

便秘を放っておくと、さまざまな疾患を招くことになり、中には生命に関わるものもあります。

そうならないためにも、食生活・運動・排便習慣といった生活習慣を見直し、便秘改善を目指していきましょう。

便秘対策をしつつ透析を受けるなら、井口病院へご来院ください。

当院では、お食事サービス・栄養指導を行っています。

管理栄養士がたてた透析食の献立メニューでのお食事提供、また、ご本人様、ご家族様に向けた栄養指導も行っております。

透析患者さんにとって食事の管理は非常に重要です。

お食事でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

また、当院は北千住駅から徒歩3分、駅近で通院に便利な場所に位置し、東京23区からアクセスがしやすいです。

便秘で悩まれている方、便秘対策をしながら透析治療を受けたいと考えている方、そのご家族様も、ぜひ当院へお越しください。

※電話受付時間:9:00〜17:00

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